NTTドコモの一次代理店・(株)テレプラザ(野田 文和社長、米子市米原5丁 目3―36)は小型GPS端末を利用し、行方不明者や物品、ペットなどの位置を インターネットで簡単に検索できるサービス「今ココ デスサービス」(商標登録5 805446号)の提供を開始した。このサービスは 元々NTTドコモが提供し ている「かんたん位置情報 サービス」に同社が機能追加したもの。同サービスは ZENRIN地図への位置 表示のみであったが、機能追加によりグーグルマップ、 航空写真、及び国土地理院 地図上にも位置表示を可能にし、さらにスマートフォン、タブレット及びパソコ ンでも位置検索を可能とした。こうすることで経度・緯度が分かり、検索対象者 (物)までの直線距離も表示され、精緻な位置確認が可能になる。特に山中に迷い込んだ場合は、国土地理院 地図で正確な位置情報を得ることができるのが大きな特徴だ。

使用方法は対象者(物)に予めログインIDやパスワード登録したGPS端末器を持たせるか、取り付けるかして、いつどこでもプラウザを開いてIDやパスワードを入力すれば、すぐに位置確認ができる仕組み。 端末器は小型(横38・5ミリ、縦45・5ミリ、厚さ11 ・8ミリ)で軽く(約30グ ラム)、IPX5相当の防水設計(あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない)にもなっている他、 防犯ブザー付もある。充電時間が気になるが連続待受時間が何と約400時間 (約17日間)と長く、短時間の充電切れの心配はない。

社会問題化する徘徊行動

「今ココデスサービス」が最も注目されるのは徘徊高齢者への対応に利便性を発揮するということだ。米子市でも年数十回、防災無線で高齢者の行方不明者情報が放送され、本人確保に全市民の協力が要請される。 高齢者の増加とともに認知症者数も増えている。

徘徊高齢者への対応で課題となるのはいかにこの端末器をもっていただくかだが、同器を内蔵可能にした 靴も併せて販売している。

勿論このサービスは徘徊 者だけではない。介護施設の入居者や障がい者支援、女性のための帰宅支援、幼稚園児などの安全管理支援、農機具・機械の盗難防止にも役立つ。またライフジャケットに端末器を入れておけば防水設計にもなっており水難事故にも応用でき、 救急救命にも威力を発揮する。熊本地震では島根県から現地に派遣された応援職員の安全対策にも活用され た。レンタル料金は初期費用に6000円(税別)かかるが、月額利用料は 1800円から2000円(いずれも税別)と、なっており使い安い料金となっている。

 


3年連続で1万人台 認知症による行方不明者

警察庁は今年6月認知症やその疑いで行方不明になった人数は、2015年で昨年より1425 人増の1万2208人となったと発表した。

厚労省の推計でも、認知症の人は12年の約462万人から25年には約700万人に増加すると予測している。鳥取県警調べによると、 鳥取県の行方不明者(認 知症、家出、自死など) の受理件数は13年が371件、14年306件、15 年338件と、300件 台で推移している。2025年には団塊の世代が 後期高齢者に移行するが、 認知症高齢者の爆発的な発生が懸念される。