■コロナの影響

令和2年はコロナにより地球規模で経済は大打撃を受けました。ご承知の通りリーマンショックと違い地方都市、中小企業も甚大な影響を受けています。特に酒類を伴う飲食店の打撃はひどいです。海外の動きも悪すぎるためインバウンドも皆無。コロナの影響は計り知れません。更にコロナウイルス第三波のため年末年始も人の移動や忘新年会が激減しています。Go Toが開始されてからは観光業や飲食業はその恩恵を受けました。そのため松葉ガニも近年になく価格が高騰し、ビックリです。そして第三波の発生。感染リスクと経済のバランスの問題。ただ個人的にはGo Toの良し悪しの判断に興味はなく、コロナ感染を含めその環境変化にどう対応するのか、それだけに関心があります。我々実務家は企業を存続させる事MUST。とは言え、コロナの影響でリストラや廃業する企業も続出しています。新卒採用も微妙な空気があり、該当する人たちは不安でしかない状態。本当に大変な世の中です。しかしコロナは必ず終息します。楽観的な話ではなく事実として必ず終息します。
ただ、それがいつになるのか全く分からない。分からないから不安ばかり先行するのです。しかし何年先になるか分かりませんがコロナは必ず終息します。それまで会社を存続させる事ができるのか、という課題はありますが何とか持ちこたえるしかありません。

■明けない夜は無い

令和元年までは人口減少の影響でスタッフの採用募集をしても、応募者が全く来ない会社が多数ありました。人手不足で会社のオペレーションが回らなくて困っていた会社も多かったです。それがコロナにより有効求人倍率は一気に低下しました。例えば米子市の昨年11月の有効求人倍率は2・02倍。就職希望者の2倍の企業が求人募集をしている状態です。それが令和2年の有効求人倍率は1・39倍。コロナ前に比べると各段に低いです。それでも有効求人倍率は1倍を超えているため、職を求めている人より募集している企業の方が多いです。そのため業種によっては募集をしても全く応募者がいない会社もあります。しかし、コロナ前に比べると明らかに募集企業が減少しています。とは言えやはり業種別の有効求人倍数を見ると大きな差があることが分かります。ハローワーク米子のR2・11月の業種別の有効求人倍率は次の通りです。

専門的技術 2・42 事務0・51 販売2・57 サービス2・43 製造1・61 運輸2・21 建設4・23 運搬・清掃0・75 介護関係2・58

事務職の有効求人倍率は0・51、つまり求職者の方が多いため事務員を募集したらすぐに応募者が集まる可能性が高いです。逆に建設業は4・23。求職者1人に対して募集応募者がこない会社もあります。このように業種別の差はあります。しかし募集企業は明らかに減少しており、リストラ、廃業で職を失った人も現実に存在しています。コロナ前に比べれば人材は楽な状況です。
コロナで厳しい状況に追い込まれている企業には本当に申し訳ないのですが、今は人材を確保するには抜群のタイミングです。なぜならいつ終わるか分からないコロナでも、必ず終息します。終息し経済が通常通りになったときの状況を想像してください。人口減少はさらに加速しています。現在勤務している社員の平均年齢も相当上がっています。その中で人材募集をしても有効求人倍率は余裕で2倍を超えていると想定できます。更に建設業のようにコロナ禍でも高い有効求人倍率は、コロナ終息後は更に高くなっているでしょう。建設業は今以上に採用をすることが厳しくなります。コロナ禍で多くの企業の収益が悪化しています。利益を出すためにコストダウンをやり続けている会社も多数あります。そんな中で余剰人員を抱える余裕はありません。しかし! いま採用して人材を確保しなければ10年後は社内で働く人が減少し、募集をしても誰も来ない状況が待ち構えています。すべての会社が当てはまる訳ではありません。しかし繰り返しですが、いま人材を確保することで将来の礎を作ることができるのです。